需要の高い職種とその年収

IT業界でエンジニアと言っても、多くの職種があり、需要の高さもそれぞれである。

技術の進化も変化も早いこの業界では、コロナ禍で、リモートワークの普及、自宅で過ごす時間の増加などに伴いその速度を早めた。そんな中で需要が高い職種は、セキュリティ関連である。企業のICT化、リモートワークにより会社の中だけで仕事を行う事が少なくなったということは、言い換えれば、それだけ、情報管理を徹底しなければならない。セキュリティ対策はクライアント、お客のニーズが高いからである。サイバーセキュリティの平均年収は800万~1500万円と高く、その分責任も伴う。
次に、クラウドエンジニアである。リモートワークに伴い、クラウドへの移行が旧ピッチで進んでいるが、その分人手不足という課題もあり、需要は高い。Amazon Web ServicesやMIcrosoft Azureのソリューションを導入する企業も多くなると見込まれ、関連のスキルは必要になってくる。平均年収は、500万~1200万円である。

その他に、データ分析、解析を担当するエンジニアの需要も高い。SNSを駆使した顧客獲得は、取り入れている企業は多く、企業の成長戦略としてスタンダードになった今、そのデータを分析、解析度が高ければ、戦略の選択肢も増えるからだ。データサイエンスの平均年収は、800万~1400万円である。
需要の高い職種は年収は高い一方、技術の進化について行ける知識、経験も求められだろうし、今後も需要の変化は起こることを前提に幅広いキャリア形成を見通すことがIT業界のエンジニアには必要になってくるだろう。