IT業界は、需要がある一方でその技術進歩の速さから、優秀な人材育成が間に合っていない現状がある。そんな業界の中で優秀なエンジニアとなっていく事で、活躍の場は広がっていくだろう。
ではどのように優秀なエンジニアを目指していくのかというと、向上心や柔軟性が必要である。技術の進歩とは、言い換えれば、変化である。今までの知識や常識が変わることも珍しくない中で、いかにその変化に興味を持ち、自分を高められるか、思考を柔軟に対応していくのかは、そのエンジニアの優秀度を図るバロメーターであり、優秀なエンジニアは共通して兼ね備えている。
その能力の伸ばし方は、常に新しい情報を入手すること具体的には、セミナーへの参加、他分野のエンジニアとの交流が有効である。そして、失敗や問題発生をネガティブとだけ捉えるのではなく、この問題を乗り越えたらより良いものができるとポジティブに捉える意識を持つ事も必要である。問題が発生はマイナスな側面だけでなく、逆に新しい発想のチャンスにもなり得る。場面は同じでも、そのエンジニアの意識によってプラスにもマイナスにもなってしまうのだ。
また、優秀なエンジニアは知識や経験が豊富なだけでなく、チームでプロジェクトを進めている事を十分に理解している。役割分担は、作業の効率化にも、非効率化にもなり得る。そんな時に、自分の視点だけでなく、相手の立場に立って物事を考えていける事は大事である。知識だけでなく、コミュニケーション能力を高めていくことも優秀なエンジニアに近づく方法である。